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クラミジアの不顕性感染だった男性の症状が悪化するとどうなってしまうの?

2020年03月28日
病原体

細菌やウイルスの感染を受けたにもかかわらず、症状が出ていない状態のことを不顕性感染(ふけんせいかんせん)といいます。中でもクラミジアは、無症状のまま菌だけが繁殖していくということが多い不顕性感染者が多くみられます。体調不良などの症状が出ない無症状のまま保菌者となり、性交渉を行うことによって第三者へ菌を移していくということも、よくある話です。クラミジアの場合1~3週間ほどの潜伏期間があるとされています。この期間ももちろん不顕性感染と同様の時期だといえるでしょう。
クラミジアの感染を受けた男性の場合、潜伏期のような状態が続く不顕性感染のケースが大半だと考えられています。それでも菌はどんどん繁殖し悪化していきます。
男性のクラミジア保菌者が悪化した場合、尿道炎や膀胱炎の自覚症状が出始めます。尿が出にくい、排尿痛や残尿感、頻尿の状態がこれに当たります。ただ、一般人にとって尿道炎と性感染症の関係がなかなか結び付かず、放置しがちです。尿道炎などが悪化すると、尿道口から膿が出てくることがあります。もちろん、膿が出ない場合もありますし、透明な粘液のみで終わることもあるため、気づかないということが大半のようです。
この時期には感染した時からかなりの時間が経過しているため、性感染症以外の病気を疑うケースも見られます。また前立腺や精巣まで菌が到達すると、治療法の第一選択となる抗生物質では治りにくくなるため、治療には時間を要します。前立腺や精巣の炎症は、無自覚のまま進行することが大半です。最終的には副睾丸炎と呼ばれる局部の腫れや高熱で通院し、クラミジア感染症であると初めて診断を受け、治療を開始する人もいます。感染してからここまでの時間は数週間という人もいれば、数ヶ月以上経過したのちに現れることもあるため、感染の特定に時間がかかることもあります。
副睾丸炎は、男性不妊にもつながる症状ですのでいち早くの治療が必要です。それと同時にクラミジア感染症の治療も並行していく必要があるため、長期的な加療が求められるでしょう。
このようになかなか症状に気づかず悪化させてしまうケースが多いので、パートナー以外の異性との性交渉や、同性間での性交渉の事実がある場合は、合わせて性感染症の検査をすることをおすすめします。性感染症の検査を定期的に行うことで、病気の悪化を防ぐことができますし、相手とも安全な性交渉に臨むことができるはずです。

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